「フリーズする脳」読了.
現代社会の仕事の効率化、細分化、単純化の中で、PCに作業をカスタマイズされすぎたり、またネット依存的な習慣により比較的若い人たちがボケのような症状で苦しんでいるらしい.脳はできるだけ楽をしようとするようにつくられている.最初は思考系を使っている場合でも、いつの間にか自動化され、そのうち空で作業できるようになる.すると使っているネットワークに偏りが生じ、使われない部分はどんどん減退する.結果、能動的な働きが減少し、思い出すとか、とどめておくといった基礎的な脳力さえも減退し、日常生活に支障をきたす場合がある.プログラマとかに増えているらしい. また、切れ切れな情報の弱い親近性が、想起力の低下の自覚に至るという考えも納得させられた. この本に書かれていることは、日ごろ自身が身をもって感じていることで近い将来に必ず大きな社会問題になると断言できる.一方、先日、言われたひとつ前の選択肢でものをしゃべるということを指摘されたが、実は自覚症状がある.処方箋として、眼球を動かすなど実際的なことが挙げられており非常に参考になった.常に脳の使い方を意識することが重要. #
by recollection14
| 2006-02-01 23:27
| 勉強
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